「2010年度 第1回目 中・上級者向け講習会」の開催のご報告
去る、2010年5月23日(日)、24日(月)に、
「2010年度 第1回目 中・上級者向け講習会」を2日間連続で開催いたしました。
テーマは、~ 2010年度の春茶の審評 ~
藤井真紀子氏のご指導のもと、審評三昧でした。
審評とは何だろうと疑問の方はここをクリック→ 審評
な、なんと、2日間で、65種のお茶の審評を行いました。
各、審評のテーマです。
*緑茶…龍井エリア違い、品種違い審評(5種)
*緑茶…碧螺春エリア違い、級別違い審評 (5種)
*緑茶…種類違いの審評(5種)
*台湾烏龍茶…エリア違いの審評(8種)
*台湾烏龍茶…阿里山高山茶の工場・茶農違い審評 (10種)
*台湾烏龍茶…文山包種茶の工場・茶農違い審評 (9種)
*台湾烏龍茶…凍頂烏龍茶、木柵鉄観音の工場・茶農違い審評と、商業用烏龍茶の審評(9種)
*台湾烏龍茶…標高1000メートル以上の烏龍茶の違いの審評 (9種)
*台湾茶…烏龍茶、紅茶、緑茶の審評(9種)
緑茶・種類違いの審評 の 茶葉の写真です。

台湾烏龍茶・標高1000メートル以上の烏龍茶の違いの審評の茶葉の写真。見分けつきますでしょうか?!

審評は五感(・・)をフルに使って、お茶を見極めます。終了時はスポーツをした後のような感覚に… 普段からお茶に接している方でも、この時ばかりはお茶酔いでお顔が赤ら顔です。
そうなんですお茶にもあります。お茶酔い。当会の審評するお茶達は、世界でもトップレベル!!!
決して、悪酔いはしません。お酒もそうですよね!
2010年の緑茶と台湾茶の出来は・・・
日本でも、今年の春の天候に恵まれませんでしたように、中国の産地にも影響が出ておりました。ですが、良いお茶は、茶力(チャヂカラ)の見せ所でしょうか。洞庭碧螺春、都匀毛尖などは、素晴らしい出来でした。
台湾茶も素晴らしい出来。 勝負茶をどれにするか、迷っちゃいます~
冷害を受けた茶葉(黒い部分)
冷害を受けた茶樹(緑に茂るはずが・・・)
そんな、お茶達を、どう美味しく淹れていくのかが問題です。
もちろん、審評で獲得したお茶のデーターを活用しながらの研究です。
研究のテーマは、
*参賽杉林渓高山茶の器違いによる淹れ比べ
*阿里山高山茶の器違いによる淹れ比べ
*蒙頂黄芽の温度違いによる淹れ比べ
*安吉白茶の温度違いによる淹れ比べ
*都匀毛尖の温度違いによる淹れ比べ
*碧螺春の温度違いによる淹れ比べ
器違いは、磁器製蓋碗と紫砂の茶壺。お茶を淹れる器だけでも、こんなにお茶は表情を変えるのか~と感心。
そして温度違い。流石は緑茶。湯の温度に敏感に反応してくれていました。
日常喫茶より少しばかり離れてのお茶の研究。
どうぞ、ご家庭でも、会社でもみなさんを巻き込んで行ってみてください。
(もちろん当会にご参加なされても!!刺激的ですよ。)

究極のお茶遊びです。
いえ、確実に、ご参加なさいました皆様の知識の習得、技術の向上となりました。
次回は、秋ぐらいに開催いたします。日程が決まりましたら、ホームページ上に掲示しますね!!
巌茶系、鉄観音系、単系、紅茶系、等々…
乞うご期待。