お茶って何だろうと改めて考えることもないぐらい、お茶はみなさまの身近に存在するものですね。
その身近なお茶の定義は、“お茶の木の葉っぱや茎が原料となる飲み物”です。
お茶の木には、植物学上の学名があり、
“Camellia sinensis(L.)Kuntze (カメリア シネンシス)” と申します。
双子葉植物、ツバキ目に属し、ツバキやサザンカと同じツバキ科の常緑樹です。
花は10〜11月ごろに咲き、白バラにも似た白い丸みを帯びた花です。
原産は中国西南部という説があります。
お茶の木は、北緯45度から南緯34度の中国、インド、スリランカ、ケニア、トルコ、
インドネシア、 ベトナム、日本(生産者上位8国)等に分布し、 北限は北緯49度(ロシア)、
南限は南緯22度(南アフリカ)に存在しております。
お茶の木は温帯、亜熱帯、熱帯地域に分布し、山地や丘陵地や平地で、
自生または人工栽培されております。
降水量が多く、霧の発生しやすい環境、水はけのよい土壌がお茶の生育に適した環境になります。
お茶は全世界、約50カ国で生産され、世界のみなさまに愛飲されている飲み物です。
世の中には、いわゆるお茶という飲み物が多くありますが、お茶の木の葉が原料でないものもあります。
たとえば…麦茶・杜中茶・マテ茶・昆布茶・どくだみ茶・ルイボスティー・ハーブティー等
これらの、原料はお茶の木の葉ではないので、本来のお茶の意味をしません。
これらは、茶外茶と申します。